聖霊降臨節第八日曜主日礼拝 2025.07.27

礼拝式次第
  1. 招詞:詩篇135篇15~18節
    15もろもろの国民の偶像はしろがねと、こがねで、人の手のわざである。16それは口があっても語ることができない。目があっても見ることができない。17耳があっても聞くことができない。またその口には息がない。18これを造る者と、これに信頼する者とはみな、これと等しい者になる。
  2. 賛美:新聖歌16番「いざやもろともに」
  3. 主の祈り
  4. 信仰告白:使徒信条
  5. 交読文:口語訳26 詩篇第84篇
  6. 祈祷
  7. 日曜学校:紙芝居メッセージ「ガリラヤの湖で」
  8. 賛美:新聖歌505番「主われを愛す」(日本語・英語)
  9. 聖書:ルカによる福音書5章1~11節
  10. 説教:「何のための出来事か?」
  11. 新聖歌340番「救い主イエスと」
  12. 献金:新聖歌55番「今ささぐる」
  13. 献金感謝祈祷
  14. 頌栄:リビングプレイズ 91番「待ち望め死を」
  15. 祝祷
聖書箇所:ルカによる福音書5章1~11節

1さて、群衆が神の言を聞こうとして押し寄せてきたとき、イエスはゲネサレ湖畔に立っておられたが、2そこに二そうの小舟が寄せてあるのをごらんになった。漁師たちは、舟からおりて網を洗っていた。3その一そうはシモンの舟であったが、イエスはそれに乗り込み、シモンに頼んで岸から少しこぎ出させ、そしてすわって、舟の中から群衆にお教えになった。4話がすむと、シモンに「沖へこぎ出し、網をおろして漁をしてみなさい」と言われた。5シモンは答えて言った、「先生、わたしたちは夜通し働きましたが、何も取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」。6そしてそのとおりにしたところ、おびただしい魚の群れがはいって、網が破れそうになった。7そこで、もう一そうの舟にいた仲間に、加勢に来るよう合図をしたので、彼らがきて魚を両方の舟いっぱいに入れた。そのために、舟が沈みそうになった。8これを見てシモン・ペテロは、イエスのひざもとにひれ伏して言った、「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者です」。9彼も一緒にいた者たちもみな、取れた魚がおびただしいのに驚いたからである。10シモンの仲間であったゼベダイの子ヤコブとヨハネも、同様であった。すると、イエスがシモンに言われた、「恐れることはない。今からあなたは人間をとる漁師になるのだ」。11そこで彼らは舟を陸に引き上げ、いっさいを捨ててイエスに従った。

説教(メッセージ)要旨

「何のための出来事か?」
 メッセージ取次者:髙橋勇哉牧師

 今朝の聖書箇所は、シモン・ペテロへのイエスから言われた「今からあなたは人間をとる漁師になるのだ」(ルカによる福音書5章10節)で有名な出来事です。十二弟子の一人ペテロがどのようにして弟子になったかが描かれています。また、御言葉に従う事を教える箇所としてよく知られている「しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」(ルカによる福音書5章5節)がある箇所です。今朝、この聖書の御言葉を通して「神からの導き」について、共に傾聴します。

 シモン・ペテロはびっくりするような体験をしました。それは漁師として絶対にあり得ない出来事を体験したからです。ペテロがこのような体験をしたのは、イエスがキリストとしての何かを誇示するためにこの出来事を起こしたのではなく、「今からあなたは人間をとる漁師になるのだ」(10節)とあるようにイエスはペテロを神のご計画、召命へと導くために、この出来事をペテロに体験させたのでした。

 私達が過ごしている日々の生活を通し、神はイエスがペテロにしたように、私達一人一人にもカスタマイズされた特別な出来事を体験させて下さっています。しかし、それらの出来事を体験しても、神の御言葉に耳を傾け聴いていなければ、ただ驚き、特別な気持ちになるだけです。ペテロのように、今までは聴いたことがなかったが聴いたその時、半信半疑でもただ信じ一歩前に踏み出す時、神は日々の出来事を通して私達を導き、神の御計画をこの地上において成すために私達を用いて下さるのです。その時、私達は何にも変える事が出来ない主にある素晴らしい喜びを心で、肌で感じることが出来るのです。

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