降誕前第七日曜主日礼拝 2025.11.09

礼拝式次第
  1. 招詞:イザヤ書40章3節
    呼ばわる者の声がする、「荒野に主の道を備え、さばくに、われわれの神のために、大路をまっすぐにせよ。
  2. 賛美:新聖歌2番「たたえよ救い主イエスを」
  3. 主の祈り
  4. 信仰告白:使徒信条
  5. 交読文:口語訳49 イザヤ書第40章
  6. 祈祷
  7. 賛美:新聖歌70番「朝日は昇りて」
  8. 聖書:ルカによる福音書17章11~19節
  9. 説教:「祈りが応えられた時」
  10. 新聖歌181番「重荷を負いて」
  11. 献金:新聖歌55番「今ささぐる」
  12. 献金感謝祈祷
  13. 頌栄:新聖歌62番「天つみ民も」
  14. 祝祷
聖書箇所

ルカによる福音書17章12~19節(口語訳:新約118頁)
11イエスはエルサレムへ行かれるとき、サマリヤとガリラヤとの間を通られた。12そして、ある村にはいられると、十人のらい病人に出会われたが、彼らは遠くの方で立ちとどまり、 13声を張りあげて、「イエスさま、わたしたちをあわれんでください」と言った。 14イエスは彼らをごらんになって、「祭司たちのところに行って、からだを見せなさい」と言われた。そして、行く途中で彼らはきよめられた。 15そのうちのひとりは、自分がいやされたことを知り、大声で神をほめたたえながら帰ってきて、 16イエスの足もとにひれ伏して感謝した。これはサマリヤ人であった。 17イエスは彼にむかって言われた、「きよめられたのは、十人ではなかったか。ほかの九人は、どこにいるのか。 18神をほめたたえるために帰ってきたものは、この他国人のほかにはいないのか」。 19それから、その人に言われた、「立って行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのだ」。

説教(メッセージ)要旨

「祈りが応えられた時」
 メッセージ取次者:髙橋勇哉牧師
 聖書箇所:ルカによる福音書17章12~19節

 このルカによる福音書17章の話は、ハンナ教会では礼拝について何度も共に傾聴している箇所です。今朝は、祈りが応えられた時について、この箇所を通して共に神に傾聴します。

 祈りが応えられた時、私達はどうでしょうか。まずは嬉しさがこみあげて来るのではないでしょうか。どれほど熱心に祈っていたか、どれぐらいの祈りの内容だったかなどで嬉しさの度合いは違うでしょうが、共通するのは、嬉しいという点です。

 ルカによる福音書17章で祈りが応えられた10人は、まさしく求めていた事が想像以上に劇的に応えられたため、10人全員がとても嬉しかったことは想像に難くありません。しかし、この10人の中で1人だけ他の9人と違う行動をとった者がいました。それが15、16節にあるイエスのもとにわざわざ戻ってきたサマリヤ人でした。

 私達は、いろいろなことを神に祈り願い求めます。すぐに応えられる祈りもあれば、なかなか応えられない、いつ呼ばれるともわからない状態で長い間待合室で待たされているような祈りもあります。神がそんな私達に今日語られているのは、どれぐらい待つのかや、応えられるのかどうか等ではなく、応えられた時の行動、その後の行動が大切であると語られているのです。

 神は私達にただ嬉しいだけで終わってほしくないと言っているのです。祈りが応えられる時、それは言葉にあらわせないほどの素晴らしい神を深く覚える時であり、その関係をより一層深め確かなものにする時なのです。神は、この体験を嬉しいだけで終わらせるのではなく、喜びへとつなげて欲しいと切に願っているのです。嬉しさが喜びへと変わる時、十字架とイースターを通してすでに示してくださった神の愛を肌で感じ、神への信仰を、そして神との関係をより深く確かなものへとすることが出来るのです。

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