礼拝式次第
- 招詞:イザヤ書53章2節
彼は主の前に若木のように、かわいた土から出る根のように育った。彼にはわれわれの見るべき姿がなく、威厳もなく、われわれの慕うべき美しさもない。 - 賛美:新聖歌66番「今こそ来ませ」
- 主の祈り
- 信仰告白:使徒信条
- 交読文:口語訳50 イザヤ書53章
- 祈祷
- 賛美:新聖歌72番「わが心主をほめ」
- 聖書:ルカによる福音書17章11~19節
- 説教:「感謝のしかた」
- 新聖歌185番「来れ誰も」
- 献金:新聖歌55番「今ささぐる」
- 献金感謝祈祷
- 頌栄:新聖歌62番「天つみ民も」
- 祝祷
聖書箇所
ルカによる福音書17章12~19節(口語訳:新約118頁)
11イエスはエルサレムへ行かれるとき、サマリヤとガリラヤとの間を通られた。12そして、ある村にはいられると、十人のらい病人に出会われたが、彼らは遠くの方で立ちとどまり、 13声を張りあげて、「イエスさま、わたしたちをあわれんでください」と言った。 14イエスは彼らをごらんになって、「祭司たちのところに行って、からだを見せなさい」と言われた。そして、行く途中で彼らはきよめられた。 15そのうちのひとりは、自分がいやされたことを知り、大声で神をほめたたえながら帰ってきて、 16イエスの足もとにひれ伏して感謝した。これはサマリヤ人であった。 17イエスは彼にむかって言われた、「きよめられたのは、十人ではなかったか。ほかの九人は、どこにいるのか。 18神をほめたたえるために帰ってきたものは、この他国人のほかにはいないのか」。 19それから、その人に言われた、「立って行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのだ」。
説教(メッセージ)要旨
「感謝のしかた」
メッセージ取次者:髙橋勇哉牧師
聖書箇所:ルカによる福音書17章12~19節
今朝もルカによる福音書17章11~19節を通して共に神に傾聴します。この中で特に神が私達に伝えようとしているのが、具体的に感謝するとは何かです。
感謝と同じようによく私達が使う言葉に、「ありがとう」という言葉があります。厳密に言うと感謝とありがとうには明確な違いがあるそうです。私自身も意識せず両方を同じ意味で使っていることが多くありますが、調べるととても分かりやすい要約がありました。
『・・・要約すると「感謝」を伝える言葉が「ありがとう」である。』(引用:https://www.weblio.jp/content/感謝)
口語訳聖書全体では、「感謝」という言葉が含まれている箇所は合計186節あります(旧約120節、新約66節)。これらの箇所を読むとわかるのが、感謝するには必ず感謝する理由があり、感謝する対象があるということです。聖書には、ただやみくもに訳も分からず、何でもかんでも感謝しなさいとは書かれていません。
神は私達に何に感謝するかをいつも考えハッキリさせること、そして何に感謝するかがわかったなら、その感謝を伝える行動を実際にとることを、教えています。旧約聖書の詩篇136篇には感謝についてリストがあります。そして、十字架とイースター(死からの復活)を通して私達の罪を贖い永遠の命を与えるためにすでに地上に来られて、すべてを成し遂げて下さったイエス・キリストがおられます。クリスマスが近づくいま、自分の日々の生活で神がなさって下さったことを一つ一つ数え、感謝をささげようではありませんか。
キリストの言葉を、あなたがたのうちに豊かに宿らせなさい。そして、知恵をつくして互に教えまた訓戒し、詩とさんびと霊の歌とによって、感謝して心から神をほめたたえなさい。(コロサイ人への手紙3章16節)


